エビ養殖のトレンドはバイオフロック方式である。 微生物群を用いて水を浄化し、その微生物群をエビの餌として利用することで、養殖に必要な水の使用量を削減し、飼料の効率を高める養殖方法である。 バイオフロック方式でエビを養殖すると、ほとんど養殖水を排出せずに、最初から最後まで養殖することができる。 しかし、エビ養殖をしていると、途中で様々な変数が多く発生する。 天候の変化や、集中豪雨などの外部環境の急激な変化、飼料量の増加などにより、水質環境は急激に変化する可能性がある。

養殖場の水質が急激に悪化する場合は、最も現実的な方法は「換水」、つまり水を交換することである。 汚染水を排出し、きれいな水に交換することが最も望ましい方法である。 急いで換水する必要がある状況が発生した場合、直接海水を引き込んで入れる方法しか使用できないが、ウイルスにさらされるリスクが大きい。

このようなリスクを軽減する方法として、予備貯水池を確保する方法がある。 予備貯水池を確保し、そこに事前に海水を取水して消毒しておき、必要に応じて使用すれば、ウイルスのリスクを回避できる。 この場合は、養殖場の周辺環境によって、消毒せずに海水沈殿させて使用することも可能である。

私たちの養殖場も、これまで放置されていた貯水池を整備し、予備貯水池として活用することにした。 大きな貯水池を半分に分けて、半分は堤防にHDPEフィルムを被せてエビ養殖を行い、残りの半分を予備貯水池として使用することを計画し、工事をしたが、今年は不景気でエビの販売量が減少すると予想されるため、今年はここをすべて予備貯水池として活用することにした。

まず、300mm取水管のある場所を1次予備貯水池、堤防にフィルムを被せた場所を2次予備貯水池として使用することにした。 1次予備貯水池に海水を取水して沈殿させた後、この水を2次予備貯水池に移し、消毒し、消毒した水をハウスの中間育成場と露地養殖場で使用するという計画である。 露地養殖場に水が満水になると、2次予備貯水池に取水した水は養殖期間中は補給水として使用される。

バイオフロックで養殖をすると、水を一切交換しないと信じている(?)ために、多くの養殖業者が被害を受けている。 エビ養殖で最初に考慮すべきことは、エビが生き生きと生きることができる水質環境を維持する最も良い方法は何であるかということである。 エビが生きやすい環境とは、常にきれいな水質を維持することであり、バイオフロック方式に固執して換水を行わないということではない。 そのため、緊急時に水を交換できる準備として、予備貯水池を必ず作ろう。

もちろん、欲を言えば、より多くの面積でより多くのエビを育てて、より多くの収益を上げたいというのが、エビ養殖業者全員の願いであろう。 しかし、水質悪化を防げずに、出荷を控えてエビが病気で全滅した場合、すべてが無駄になってしまう。 欲を捨て、エビが健康に育つ環境を作り、良質なエビを生産することが、より大きな利益に繋がることを銘記すべきである。

出典: https://saeunara.tistory.com/150 [새우나라:티스토리]